医療系の進学先として、専門学校と大学で進学先を迷っている方もいますよね。
専門学校と大学の最も大きな違いは、学習スタイルや内容です。
医療職に就くためには、国家試験に合格する必要があります。視点を変えると、国家試験に合格すれば医療職として勤務できるのです。つまり、どこで学習しても最終到達点は同じということです。
では専門学校を選ぶメリットは何でしょうか?
これから詳しく解説していきます!
メリット①医療職になるために必要な学習のみ!効率的な学び!
専門学校:その医療職になるために必要なことだけを集中して学習します。
大学:大学を卒業するために必要な日本国憲法などの教養を学びます。

国家試験対策が始まるのはどっちが先?
大学はそもそも研究をするところなので、卒業のために論文を書かなければならないことがほとんどです。
専門学校生も大学生も最終目標は国家試験合格で同じですが、そのための勉強にかけられる時間もこの論文で大きく変わってきます。

例えば、本校の3年生は病院実習が終わる10月以降は国家試験対策だけに集中できますが、大学生は卒業論文を書き終わらないと100%の力を国家試験に向けることは難しいです。大体の場合、早くても12月以降から国家試験対策に集中することになります。
国家試験の本番は2月ですから、なかなか余裕がありませんね。
日々の勉強も、国家試験対策も集中して取り組みたい人は専門学校がおすすめです。
研究したい?即戦力になりたい?
また、学びの特徴の違いから、どんな人を育てるための場所なのかも違ってきます。
専門学校は即戦力を育てるところです。現場で今求められる力を持った人を育てます。患者さんと直接関わって、医療の現場で活躍したい人には専門学校がおすすめですね。
大学は研究を行うところなので、何かに詳しい人を育てます。感染症や心臓病などそれぞれがテーマを決めて、何かの分野を研究し、極めていくということです。
自分がどんな医療人を目指したいのか、どういう働き方をしたいのか考えてみましょう。
さらにほかの専門学校のメリットや大学との違いについても紹介します!

メリット②学費負担が少ない
専門学校も大学も、1年間に必要な学費はおおむね150万円程度です。ですが大学は4年制のため、3年制の専門学校とは単純計算で150万円の差が出てきます。

教科書代などを考えると差額はさらに大きくなりますね。
奨学金を使用する方もいると思います。奨学金といえども借りたお金は返さなければなりません。将来の自分の負担についても考えてみるといいでしょう。
メリット③助産師などを目指す場合、そのための勉強に集中できる
看護師を目指す方の中には、助産師や保健師、養護教諭を目指したい方もいるでしょう。もちろん専門学校からでも、それらの資格を目指すことができます。
専門学校卒業後、1年間助産師などの学校に通い、その国家試験に合格した場合助産師などになることができます。
ここでポイントなのが、助産師などの学校に入学するためには看護師国家試験に合格している必要があるということです。
<専門学生の場合>
進学先決定
⇓
看護師国家試験合格
⇓
進学
⇓
助産師などの国家試験勉強
上記のように、専門学生の場合は看護師国家試験勉強と助産師などの勉強が同時になることはありません。
大学ではどうでしょうか?
<大学生の場合>
進学先決定
⇓
看護師国家試験合格/助産師資格取得
⇓
進学
大学では専門学校と同じく、卒業後助産師などの学校に進学する必要がある学校もあれば、大学の4年間のうちに同時に助産師などの資格を目指せる学校もあります。
同時にできるならそのほうがいい!と思うかもしれませんが、国家試験も同時に受験する必要があります。2つの国家試験対策を同時に行うのはとても難しいことです。
また、助産師を目指す最短必要年数は4年です。
以下のルートが考えられます。
●大学4年間
●専門学校3年間+助産師などの学校1年間=4年間
●大学4年間+助産師などの学校1年間=5年間
なので、専門学校も最短ルートということになりますね。
最短で助産師などを目指しつつ、それぞれの資格の勉強に集中して取り組める環境で合格確率を上げられるという大きなメリットがあります。助産師などを目指す方はぜひ専門学校を検討してみてください。
こんなにたくさんのメリットが専門学校にはあります!
みなさんがどんな医療人になりたいのか、どんな力を身に付けたいのか、どのように働いていきたいのか、じっくりと考えて進路を選びましょう。
実際の専門学校の雰囲気を知りたい!さらにメリットについて知りたい!そんな方はぜひオープンキャンパスに来てみてくださいね!
