視能訓練士

眼科診療のスタート地点で活躍。
クリニックに欠かせない
「視能訓練士」の仕事とは。

クローズアップ

インタビュー 授業で聞けないリアルな話し 卒業生・在校生に聞いてみよう

視能訓練士

現場での学びで仕事が
より面白く

患者さんの眼の見え方を正しく聞き取り
医師につなぐ大切な仕事

来院した患者さんの視力検査や視野検査、手術前の患者さんの視機能をチェックする術前検査など、1日に20件から30件ほどの検査を受け持ちます。これが視能訓練士としての私の主な仕事です。
検査に際して患者さんから眼の見え方をお聞きし、医師につなぐのも視能訓練士の大切な業務です。たとえば「目がかすむ」「ものが二重に見える」といった見え方の異常は、患者さん本人にしか分かりません。そこで視能訓練士が問診して視力や視野の問題をあらかじめ聞き取り、検査データとあわせて医師に届けます。これが診断や治療のための判断材料になるわけです。ですから、眼科のチーム医療のなかで視能訓練士が果たす役割は、かなり大きなものだと思います。

経験・勉強を重ねて
検査以上のことができる視能訓練士に

ただ単に「検査」と聞くと、事務的で機械的な印象があるかもしれませんが、視能訓練士によって仕事の質に差が出ます。逆に言えば、経験や勉強を重ねながら、自分なりの工夫を活かして面白く取り組んでいける職種だと思います。専門学校時代、先生に「指示された検査以上のことを自発的にできるように」と指導されましたが、今はその意味がよく分かります。
勤務4年目の今年、1年目の後輩の指導を任されています。新人に聞かれたことに自信をもって答えられないことがあり、自分の知識を点検する機会になっていますし、患者さんに接する後輩の態度を見て気づかされることもいろいろです。現場で学ぶことが多い仕事だと改めて感じます。

漠然とした医療系への興味から
初めて知った職種でした

高校時代に漠然と医療系の進路を希望し、ネットを調べて知ったのが視能訓練士。身内に眼の手術をした人がいたこともあり、この道を選択しました。自分が受け持った検査の結果を医師に褒めてもらったり、強度の弱視だった子どもの患者さんに、訓練の成果があって視力が回復したりすると、やはりこの仕事に就いてよかったと思います。有資格者に女性が圧倒的に多く、女性が活躍できる職種なのも選んで正解でした。

在校生:市川 昌宏さん

在校生が語る河内 令苑 (北海道恵庭北高校出身)

助け合いながら学び、
視能訓練士を目指す。

「将来は医療系の仕事がしたい。」と思い、調べていく中で目の検査や視機能の矯正、訓練などを行う“視能訓練士”という職業を知りました。患者さんの「見ることすべて」をサポートするプロとして働くことに魅力を感じ、視能訓練士を目指すことに。難しいこともありますが、助け合い課題を解決していく学科の雰囲気が気に入っています。講義や実習の内容を理解し、正確な結果や診断を出せるように頑張っていきたいです。

河内さんのある1日

円グラフ:河内さんの1日のタイムスケジュール 円グラフ:河内さんの1日のタイムスケジュール
登校
夏は自転車、冬はスクールバスでラクラク通学♪
授業(座学)
先生が話すこともメモ。家での復習時に役立つ!!
お昼休み
友人たちとワイワイ★次の時間の実習準備も
授業(実習)
様々な機器の使い方や検査方法を身につけるぞ!
アルバイト
働くことの大切さ、やりがいを知ることができる!
帰宅
その日の授業を復習!
テレビを見たり、好きなことをしてリフレッシュ!

プロに聞いたはたらくための3ヶ条

義肢装具士学科 教員
「柔軟性」を大切に!
自分の考えだけに固執しない。先輩や上司などさまざまな考え方を受け入れる姿勢が大切!
チャンスは逃さない!
教えてもらえる時だからこそ、積極的に行動!「知りたい」という気持ちはあなたの知識になる!
どんどんチャレンジ!
失敗してもめげずに挑戦!失敗も振り替えると最終的にはきっと自分の力になっているはず!
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